
台湾好基金会とは
「台湾の好さ」を共に感じよう

台湾の好さ、それはどこに?善良な民に、豊かな産物に、心温まる物語に、素朴な生活に、落ち着いた時間に。これらさまざまな台湾の好さを伝えようと、2009年春、普訊創業投資の柯文昌董事長は「財団法人台湾好文化基金会」を設立し、董事に美学家の蔣勲氏、天下雑誌発行人の殷允芃女史、陳啓蓓女史、メディア文化人の徐璐女史を招いた。さらに徐璐女史がCEOに、雲門舞集の林懐民創始者、「公益平台基金会」の厳長寿董事長が顧問に就任した。
台湾好基金会は「住民も旅人もゆったりと満喫でき、『台湾の好さ』を感じられる『郷土文化』の確立」を使命とする。「郷土文化」はふるさとの風景、土地のにおい、人の優しさ、深みのある文化、暖かな力。台湾では、町々の至るところで活力と創造性が感じられる。そんな「台湾の好さ」を蓄え、そして育てる。より多くの人に見てもらい、加わってもらえるよう、「台湾好基金会」はこの力と特性の拡散を願う。
池上文化を掘り下げる
「池上で夢をみよう!芸術家駐鄕計画各界の達人を池上Longstayに招く。住民と学び合い、日々の生活を分ち合うことで、芸術家達は池上の好さを感じ、住民達はアーティストの創意を感じられる。 長年台湾観光事業に尽力してきた厳長寿、自然生態作家 - 劉克襄、客家音楽クリエイター - 林生祥、コミュニティアーティスト - 盧銘世、「練習曲」で自転車ブームを巻き起こした東明相、著名な旅行作家 - 舒国治、音楽大賞受賞者 - 雷光夏、地元食材での美食作りに長けた荘月嬌、建築家 - 蕭有志。
彼らはそれぞれのやり方で池上の美をつかんで発信し、池上文化を豊かにする。こうして台湾の人文の美は郷土から芽吹く。そして、だれもが池上という、この小さな田舎町の美に目を見張るだろう。

東区国際光点
インターナショナル・スポットライト
花東独特の魅力と地元文化のエネルギーを蓄える
交通部観光局と「台湾好基金会」が共同で推進する「東部国際光点計画」では、地元の文化資源と人才を統合し、台東、池上、港口、花蓮の4光点をつなぐ。内外の観光客がゆったりのんびり、花東独特の魅力を心底感じられるように。

台東光点
台東の「鉄花村」は原住民歌手の音楽集落。その歌声からは山海の広大さと生命力が感じられ、週末の「慢市集(バザール)」では地元農家やクリエイターと出遭える。

池上光点
「春耕、夏耘、秋收、冬蔵」に分かれる「四季文化活動」で、地元の米食点心を広めている。

港口光点
ユニークでクリエイティブな原住民創作料理に舌鼓。

花蓮光点
地元の観光情報を提供。「季節のタウン情報誌」は花蓮の多彩な貌を輝かす。
台東県金峰鄕嘉蘭村
パートナー、そしてボランティアとして文化の再建に関わる「八八風災(風水害)」は台東嘉蘭村に深刻な被害をもたらした。「台湾好基金会」は「Sing For Home 為家園而唱」チャリティーコンサートを開催。9,986,496元が寄せられた。風水害後、本基金会は2名のスタッフを嘉蘭村に常駐させ、文化の再建に携わらせている。村民の漂流木入手に協力し、工芸品展示と学童保育の場として「排湾好,店」を設立。最重要プロジェクトは「部落広場」の建設。
村の指導者層と長老達が企画し、村民自らが伝統工法で作り上げた。中でも「頭目の家」、「部落の集会所」、「見張台」、祭典/儀式広場は、嘉蘭村のふるさと再建において、「文化再建」の理想を実践する場となっている。村の若者達は、伝統文化を学ぶフィールドとして、いつでも集まれる「家」を持てたのだ。